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2012年5月 4日 (金)

未解決事件「世田谷一家四人殺害事件」の推理 13,追記 02

a)コメントへの返答

コメントを下さった皆さん、本当にありがとうございます。感謝しております。

・杉本昭博 さん コメントありがとうございます。

>高見到さんの件を含め、御丁寧な返事ありがとうございます。これからも、ブログ楽しみに拝見させて頂きます。

中々更新出来なくてすみません。楽しみにして頂けて幸いです。

>こんばんは。
そろそろ、違う事件の考察をお願いしたいです。リクエストとしては、志塚法子さん失踪事件 庄山仁君失踪事件 です。

私自身、失踪事件を軽々に扱おうとは考えていません。高見到さんの時にも述べましたが、ご家族やご友人などは一縷の望みを持って「どんな情報でも……」と、すがりたい気持ちなのでしょう。
しかし、希望を無残に断ち切ったり、反対に無用な期待を抱かせることは、その人々を傷つけてしまう事になります。
私は、「空気の読めない」部分が多々あります。同時に周囲の方々から「変に勘が鋭い」と指摘されるケースもあります。
こんな自分には、失踪事件の推理などは向いていないと思うんです。

・近所 さん コメントありがとうございます。

>失礼いたしました

いえいえどういたしまして。

・安井女史 さん コメントありがとうございます。

>蟹江一家殺害事件についてお願いします。

「世田谷」の推理の時に少し取り上げましたが、この事件を本格的に取り上げるのは難しいと思っています。

一つ目は、報道されている情報が少ないことです。
私の恥ずかしい過去ですが、2009年の事件発生時に‘某巨大掲示板’に入り浸り‘迷推理’を繰り広げていました。
事件の報道から推察して、被害者である‘三男’を、さも当然のように疑っていたのです。しかし警察の発表では、家族以外の第三者の存在が明らかとなり、その人物が犯人でした。
マスコミのフィルターの掛かった報道から、素人が生半可な推理を展開した時に陥りやすい罠に私自身もはまってしまったのでした。

これは、2007年の「香川・坂出3人殺害事件」にも当てはまります。ネットでは「画伯事件」と呼ばれているケースですね。
推理小説のファンが陥るのが、事件の登場人物中に犯人を求めてしまうのです。「香川」のケースでは全く報道にも出ていなかった人物が犯人でした。

どちらの事件もマスコミが先走った報道をしたために、検証報道や後追い報道などが殆ど行われていないのです。時々、新聞などが報道するくらいで、先導したテレビマスコミは意識して避けているようにさえ感じます。
その為か、報道されている情報が少ないと思えるのです。「世田谷」のケースでは様々な切り口の推理を拝見できました。この事件ではそれが少ないので、難しいと思ったのです。

二つ目として、「世田谷」の時にも触れましたが、宗教団体が‘微妙’に絡んでいると感じているのです。‘微妙’と書きましたが「世田谷」よりも‘濃密’であるとは思っています。
私自身、推理には気を遣っているつもりです。この事件を掘り下げすぎると、私個人に何かが跳ね返ってきそうで怖いのが本音です。基本、臆病者で小心者なのですよ……私は。
頻りに「陰謀論」を否定していたのも、本当は怯えから来る行動なのです。

「世田谷」の事件では、‘地雷’を踏まないように慎重に筆を進めてきたつもりですが、この事件では困難な部類に入ると思っています。
「トンデモ推理」や「電波な推理」が数多くあるような事件が、私も安心して打ち込めるのです。

要するに、私は「ヘタレ」なので現状では無理だということをご理解下さい。
ただし、時間を掛けてよいならば……取り上げてみたいテーマではあります。

「世田谷」の事件でもかなりの歳月を費やしているのです。

「世田谷」の推理を通しでお読みになった方は最初の方と最後の方では文体がかなり違っていることにお気づきですか? 終盤は砕けすぎていますね……その点は反省しています。最初に文章を書いてから、3年ぐらい投げっぱなしにしているのです。そのぐらいの時間をお待ち頂けるのであれば「蟹江町」の事件を取り上げたいです。

b)事件数日後の犯人達はどうしていた?

さて、話題は変わります。

「世田谷」の推理として、犯行直後の実行犯の姿を想像しました。宮沢さん宅から脱出しスケボーを走らせて、近くのアジトまで戻ったまでを予測したのですが、その後の実行犯……そして帰国した主犯格はどういった行動をとったのでしょうか。

事件は、31日の夕方のニュースでは既に伝えられていましたから、警察が緊急配備網を敷いたのはお昼過ぎ頃ではないでしょうか。
実行犯が逃走後、2時間程度経過しています。

主要なターミナル駅・空港・港、それに高速道路などでしょうが、時期的には最悪でした。12月31日は帰省や旅行で大勢の人々が移動し、配備網には犯人は掛かりませんでした。警察もこの線で犯人を挙げる事は諦めていたと思います。

しかし実行犯はこの時、事件の中心地点の近くに留まっていたのです。事件現場の直ぐ近くのアジトで実行犯は息を殺して潜んでいました。
忙しなく動き回る捜査員や捜査車両、マスコミなどの行動もカーテンを捲って観察していたのではないでしょうか。

ヘリコプターも繰り出しての大がかりな捜査だったでしょう。事件直後と見られる空撮写真がありましたが、これはマスコミの取材ヘリからの写真ではなく、警察ヘリが上空から怪しい人物や車を追った証拠かも知れません。

依然、実行犯の居留守は継続中です。警察犬が辺りを嗅ぎ回ったかも知れませんが、警察としても捜査令状が無ければ留守宅には手が出せない。
実行犯も、より一層のサイレントが要求されます。室内灯を付けることも……食事さえも制限されたのでしょう。水を使えば音が漏れてしまうのでトイレも規制されます。

主犯格は急遽帰国したかも知れません。宮沢さん一家との関わり合いが深ければ深いほど「事件の報を聞いて、旅行の予定を打ち切った」などと言って、慌てて帰国した風に装います。
何しろ実行犯が色々とやらかしているので、気が気ではありません。叱責が最初の言葉だったかも知れません。本当は「何をしでかしたのか」を聞き出すのが主目的です。
主犯格は絶望の淵に沈んだのかも知れません。電話では埒が開かないので直接聞きただすと、計画とはかけ離れた行動を取っていたのが判明したのです。

ここで主犯格はどう動くか? 

事件現場は目と鼻の先です。自身の身分と宮沢さんとの関係性を話せば警察の捜査員とも接触が可能でしょう。
世話を焼いてお茶などを出したのかも知れません。捜査の状況を聞き出すのです。
この行動は何ら不思議ではありません。前述の「過去の一家皆殺し事件」の項目で「昭和26年07月 農場管理人夫婦惨殺事件」でも、犯人の従業員は捜査に協力しながら被害者の悪評を吹き込んでいたのです。

まるで推理ドラマのような展開ですね。「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」の様な‘倒叙形式’で物語は進みますが、「世田谷」のドラマで主人公を演じる主犯格にとっては堪らないでしょうな。ごく普通に自然に振る舞わなければなりませぬ。高レベルの演技力が求められます。私は御免ですが……。

そして、目撃情報などに嘘を混ぜて話したのかも知れません。特に宮沢さんと揉めたスケボー少年の風体や行動などに適用します。それは捜査を攪乱する為の行動です。
そして宮沢さんに関するデマなども隠したのかもと予測できます。数多くの証言を他者と照らし合わせてみて、矛盾のある証言者が主犯格なのでしょう。

c)未解決事件とは?

話題はコロコロと変わります。すみません。

去年の夏にNHKで放送された「未解決事件」のfile.01「グリコ・森永事件」を最近になってやっと見たのです。

「NHK 未解決事件」http://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/

「世田谷一家殺害事件」もリストにのっていますので注目していた番組でしたが、録画したままだったのを一気に視聴しました。
番組は、事件に関わった新聞記者の目線から追うドラマパートと、当時の捜査関係者本人のインタビューからなるドキュメントパートの2層構造になっています。
流石「皆様のNHK」だけあって、丹念な取材がなされていて圧巻だったのですが……どうしても番組のリソースは「食品会社脅迫事件」を中心に割いて進むこととなります。

猫の目のように話題が変わりますが、ご勘弁を……。

私のペンネーム「ベビールース」の由来となっているのは、アニメ作品『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』での作中の事件『笑い男事件』の‘推理チャット’で、唯一事件の本質に迫ることが出来た人物のハンドル名です。

この『笑い男事件』は「グリコ・森永事件」や「薬害エイズ事件」「丸山ワクチン問題」などをベースにしているのです。
アニメ作品中では「拉致監禁」と「企業脅迫」は別々の犯人でした。

これを「グリコ・森永事件」に当てはめると、事件の発端である「江崎グリコ社長誘拐事件」が全ての鍵であると私は思うのです。
成人男性を……企業の社長をしている重要人物を、自宅から拉致しているのです。拳銃やライフルのモデルガンを使った荒っぽい手口からは、脅迫状を書いた「かい人21面相」のユーモラスでシニカルな一面が想像出来ない!

「グリコ・森永事件」では拉致を実行した3人と、現金受渡しと毒入り菓子を置いた現場に現れた「キツネ目の男」、脅迫状を書いた黒幕、音声テープに残された声の主の子供と女性……最低でも7~8人が関わっています。

その人物達が現在も尻尾を出さずにいることが驚きなのです。特に男性は、酒の席や寝物語で気が大きくなって過去の悪行を話したりする場合があるのですね。若かりし頃の非行自慢とか……。
2004年の「奈良小1女児誘拐殺害事件」で犯人は、スナックの女性店員などに女児の遺体写真を見せていて、それが犯人逮捕に繋がっていったのです。

口が堅くて、拉致実行の手際の良さ……強固な団結心・忠誠心が必要で、軍事的な訓練も受けている……そんな集団が「グリコ・森永事件」の犯人だと思うのです。
これ以上は書けません。蚤の心臓の私では……とてもとても……。

さて、「世田谷」の事件ではどうでしょうか?

主犯格は、この事件を墓場まで持って行く覚悟は出来ているでしょう。しかし、ご近所さんにはペラペラとこの事件の話題を出しているのかも知れません。「早く犯人が捕まると良いのに……」そんな他愛の無い会話ぐらいはしているでしょう。

肝心なのは実行犯の方です。私は実行犯の犯人像として、曲がってはいますが正義感の強いタイプだと考えています。独自の正義感が宮沢さんとの衝突を招いたのです。
ですから、口の軽いタイプだとは思いません。余計なことは喋らないでしょう。元来、寡黙な人物なのかも知れません。
犯人達の口から、事件の詳細が漏れ出ることは無いでしょう。

しかし!

犯人達の分断工作を行うことは可能です。

現在、主犯格と実行犯が顔を付き合わせる行為は危険すぎるので絶対に行っていないでしょう。しかし、電話やメールのやり取りはあるかも知れません。
実行犯に主犯格に対する不信感を抱かせるように工作を行うのです。

「いざとなれば、主犯格は実行犯に罪を全て着せる」つもりなのだと。

実際、そうなる可能性が高いですね。主犯格は計画の最初から……実行犯と出会ったときから、全責任をおっ被せるつもりだったのでしょう。
物理的な協力をしている証拠はあるでしょうが、精神的に殺人を幇助した証拠は残っていないわけです。
同時に、共同正犯であることを証明するのは難しいですね。

現在、主犯格の周囲に捜査が迫ってきたと判明したら、あっさりと実行犯を警察に売り渡すかも知れません。
「まさか本当に殺すとは思わなかった……」
などと語るでしょう。

このままでは、全ては自分の仕業にされると焦らせれば……。

先ずは法律の整備が必要ですが、実行犯に‘司法取引’を呼びかけるのです。実行犯が出頭し、尚且つ主犯格の存在を証明するために証言すれば、“死刑”ではなく“無期懲役”を適用するとマスコミを通じて全世界に発信するのです。
“終身刑”があればベストなのですが……。
まぁ、無理な話ですよね。

d)未解決事件としないために

「世田谷」の事件が「未解決事件」として、徐々に風化してしまうことが恐ろしいのです。そういえばNHKでは file.02「オウム真理教」が5月末に放映(ドラマパートは既に放映済み)されます。はてさて、どんな手法で事件の深層に迫るのか注目されます。
特に「国松警察庁長官狙撃事件」を、どう関連付けるのか注視です。

この番組を見ると、「何故‘未解決事件’となったのか……」が、理解出来ます。「グリコ・森永事件」では当時の大阪県警本部長の「四方修」氏が出演なさってましたが、硬直化した巨大組織の一端を垣間見ることが出来ました。
現場の人間は犯人達に肉薄していたにも関わらず……彼の英断があれば、一味の一部の身柄を押さえることが可能でした。
未解決となる事件の性格は、捜査に当たる組織のトップの人間の資質による所が大きいのです。

上意下達が徹底されているのは良いのです。寧ろ蔑ろとなるのに危機感を感じます。ただし現場の意向がTOPに伝わり、フィードバックされて生かされることが重要なのですが……「グリコ・森永事件」ではそれがなされていなかった。
そんな捜査の最高責任者も、「もっと上」からの指示で手足を縛られ、行動を制限されていたのかも知れませんが……。

さて、「世田谷」の場合です。私の推理中で何度も述べましたが、‘切り札’は警察の手中に何枚もあるのですが……それを切るチャンスを逃してしまっている。

トランプで‘大富豪’というゲームがあります。‘大貧民’とも言いますね。ローカルルールは多々ありますが、共通点として数字の'2'か'JOKER'が一番強いのです。
「世田谷」の事件で警察の手札には'JOKER'2枚、'2'が4枚と'A'が4枚揃っているのです。‘指紋’‘DNA’’大量の遺留品’ですね。

誰が見ても、警察の‘大富豪’の地位は揺るぎないのです。しかし「世田谷」事件ではそのカードを1枚も切れないでいる。
犯人は持ち札の全てである同じマークの連番を場に出しました。確率的にはあり得ないほどの低い確率です。

犯人達は、考えられないような幸運で‘上がって’しまったのです。その為に仕切り直しも出来ずに警察は今も手をこまねいたままなのです。
このゲーム、実はまだ終わっていないのです。警察は手持ちのカードを握ったまま出せないで膠着状態にある。
一旦はこの場を流して、新しい展開に持ち込めば勝機も狙えるのですが……。

それは具体的にはどういう方法なのでしょうか?

その手法は先ほども言いましたが、警察は負けを認めて犯人に呼びかけるのです。実行犯が出頭すれば減刑もあり得る……取引を持ちかけますが、あくまでも犯人達の信頼関係に“楔”を打ち込むのです。
分断工作は日本人がもっとも苦手とする手法です。むしろ捜査関係者は、動機を始めとして未だに方針で揉めているのかも知れません。
主犯格と顔見知りの捜査員などは逆に操られているのかも知れません。警察は手持ちの情報をもう一度精査する必要があるかと感じます。

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