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2012年3月 4日 (日)

未解決事件「世田谷一家四人殺害事件」の推理 8,怨恨? 金銭目的? 動機の謎 02

8,怨恨? 金銭目的? 動機の謎02

 

 

 

d)実行犯と宮沢さんとの関係性

 

 

 

では、実行犯の動機は何なのでしょうか? 主犯格に金銭でスカウトされたと以前書きましたが。詳しく推理すると実情は変わって来そうです。

 

 

 

ここで新たな謎が生まれます。主犯格は、何時・何処で、どうやって実行犯をスカウトしたのでしょうか?

 

 

 

「そこの君! 殺したい人間がいるから代わりに実行してよ。お金あげるからさ……」こんなに簡単に上手くいくわけがありません。当たり前ですね。何故ならば、このスカウトは極めて確率の低い偶然に支配されていたのです。

 

お金のためとはいえ、全くの初対面の相手を殺せるでしょうか? 金額にもよりますが、普通の人間では無理な話です。

 

 

 

全ては怨恨に帰結します。

 

 

 

私は、事件以前に実行犯と宮沢さんは揉めたことがあるのではないかと推理します。

 

昨年末に報道された内容に、被害者宅のスリッパから実行犯のDNAが発見されたとありました。他の推理サイトや掲示板などでは、犯人が犯行後に一旦スリッパに履き替えていたのでは無いかと推察していたのです。

 

 

 

ここでは報道の意味を考えます。わざわざ報道されたことからもDNAの発見されたスリッパは犯行現場で脱ぎ散らかした物ではなく、来客用として下駄箱にしまわれていた……もしくはスリッパ立てにあった物だと私は推理します。

 

 

 

宮沢さんは自宅で仕事を営んでいたので、来客用のスリッパは当然用意してあるはずです。玄関に専用の棚があったのかも知れませんね。

 

事件当日に使われた気配のないスリッパから実行犯のDNAが発見される……。DNAがどの物質から発見されたのかは詳しい報道はされていません。

 

汗なのか、皮膚・爪の一部なのか……それとも体毛か……。何にせよ素足でスリッパを履かないことには発見されにくいでしょう。

 

何かしらにせよ、他人の家に素足で上がり込む人間は年齢の若い人物なのでしょう。これも又、推察される犯人像と合致します。

 

 

 

では、どうやって宮沢さん宅に上がり込む事態になったのか?

 

 

 

事件当日とさほど離れていない時期だと思います。数日前か長くても1週間ぐらいです。そう、冬の時期に素足に靴を履いている人物……いや、素足にならざるを得ない事態になった人物なのです。

 

 

 

ここで、犯行現場の遺留品から発見された物質について、やや強引に解釈したいと思います。

 

 

 

・ジャンパーから見つかった物質

 

 

 

 ア)ポケットからは三浦半島(横須賀市)の砂

 

 )ヒメザクロ(観賞用植物)またはケヤキの花粉

 

 )枯れ葉

 

 )飼育用の飼料を食べていたとみられる鳥の糞

 

 

 

・トレーナーから見つかった物質

 

 

 

)赤色系の蛍光剤

 

 

 

・ヒップバック内から見つかった物質

 

 

 

 カ)カリフォルニア州の砂

 

 )三浦半島の砂

 

 )微小なガラス球

 

 )赤色系の蛍光剤

 

 

 

共通するのは砂と蛍光剤です。

 

 

 

先ずは、砂について考えます。砂が風などでジャンパーやヒップバックに入り込むと考えるよりは、砂の付いた品物をジャンパーのポケットやヒップバックに入れたという方が正しいかと思います。

 

 

 

発見された砂粒も恐らくは、数粒程度……詳しい分析はスプリングエイトなどを使って原子レベルで行われたのでしょう。

 

多くの場所で語られていますが、公園でスケートボードをしていた若者が犯人像にやはり合致するのです。

 

 

 

スケートボード……。砂が付くとすればローラーですよね。壊れたり、すり減ったローラーは新品に交換するでしょう。古いローラーはポケットやヒップバックに入れる。

 

その他の花粉・枯れ葉・鳥の糞は地面に落ちていた状態の物がローラーに付着していたのかも知れません。枯れ葉・鳥の糞は全体でどれだけの量が発見されたのかが分からないので、このような結論です。枯れ葉が葉っぱ一枚や鳥の糞が大きく一個の状態ならば話は別ですが……。

 

 

 

さて、スケートボードを趣味にしている人間は若者ですよね。そして彼らはかなり無茶な滑りをする。

 

海外のスケボーのビデオを見るとかなり無謀な滑りをしています。度胸試し気味の焼けクソな滑りを見せている。金属製の手すりの上を無理矢理滑ったりしています。

 

 

 

公園にはそれに適した物体がある。階段の手すりや遊具などです。これらで無理に滑ろうとするとかなり大きな音を立てるでしょう。

 

こういった経緯もあり、公園そばのロケーションである宮沢家ではスケボー愛好家を日頃疎ましく迷惑に思っていたのかも知れない。

 

 

 

そして無茶な滑りをするとスケボーの部品は壊れてしまうでしょう。簡単な修理道具は持っているでしょうが、軸が曲がるなどの壊れ方をしてしまうと修理には大がかりな工具が必要となる。

 

 

 

e)赤色系の蛍光剤の謎

 

 

 

ここで蛍光剤が登場するのです。

 

 

 

そもそも蛍光剤はどういった経緯で発見されたのでしょうか? 警察の鑑識は当然宮沢さん宅の室内だけでなく、家の周囲も綿密に調査したはずです。

 

血液の反応を見逃さないルミノール反応検査。これは検査液を振りかけて微量の血液が反応し、ブラックライト(紫外線)を当てると蛍光色に発光するのです。

 

 

 

鑑識の捜査で偶然に発見された蛍光剤物質。長らく物質の特定が出来なかったのかも知れませんが科学技術の発達でそれが可能になった。

 

蛍光剤が発見されたのはトレーナー・ヒップバッグと宮沢さん宅のガレージの工具箱、そして室内の棚の中からです。

 

 

 

ここからが、私の大胆な仮説です。

 

 

 

蛍光剤で真っ先に思い浮かんだのが、私の場合は防犯用のカラーボールでした。金融機関・コンビニなどに置いてあり、逃走する強盗犯に投げつけて追跡を容易にする‘アレ’です。

 

実行犯は、スケボーを壊してしまい修理用の工具を宮沢さん宅のガレージで物色していた。それを発見したみきおさん、もしくは夫人がカラーボールを実行犯に向けて投げつけたのではないでしょうか。

 

 

 

カラーボールは犯人の足下に向けて投げるのが常道です。しかし、素人の初めての行為だったと思うに、体の中心部に当てるのが精一杯だったでしょう。

 

その為、蛍光剤はトレーナーとヒップバッグに付着した。当然ズボン・靴下にも付着したと思います。

 

 

 

では、何故宮沢さんはカラーボールを用意していたのでしょうか? とあるサイトでは宮沢さん宅を「要塞」と呼んでいましたが、これは些か大げさすぎます。‘要塞化’するほどの危険を感じていたならば警備会社と契約していてもおかしくありませんし、浴室の窓の鍵が開いていた理由が解せないのです。

 

そもそも‘要塞化’していたのなら、こんな事件など起こるはずが無い! 鉄壁の守りで、何人の侵入をも許さないでしょう。

 

しかし、防犯ライトを設置していることからも防犯意識が高かったのは確かです。何の為の防犯か……。

 

 

 

これはひとえに、塾の生徒達の為では無いでしょうか。他人のお子さんを大勢預かっているのですから、場合によっては自分の子供達よりも安全を優先しなければならないのです。

 

公園の直ぐ近くのため、不特定多数の人間が出入りしています。宮沢さんは不審者への用心は怠りなかったと考えられます。

 

その為、防犯用のカラーボールを用意していても不思議ではないですね。

 

 

 

f)時限的怨恨

 

 

 

カラーボールをぶつけられた実行犯はどう思ったのでしょうか? スケボーの修理のために入り込んだところを泥棒扱いです。まあ、敷地内に勝手に踏み入っている立場なので不法侵入です。ですから宮沢さんの判断は正しいと言える。

 

 

 

この時実行犯は激怒し、宮沢さんと激しく言い合いになる。警察に届ける・届けないのレベルにまで達していたと思います。

 

ここで、極めて確率の低い偶然が作用します。

 

 

 

この場面に主犯格が居合わせた。

 

 

 

もしかすると、主犯格は宮沢さん宅の近所に住んでいる……もしくは仕事場が近辺にあったのかも知れません。騒ぎを聞きつけて駆け付ける。仲裁に入ったのかも知れません。

 

カラーボールで衣服などが汚れた実行犯に、汚れを落とす場所を提供したのも主犯格かも知れません。そして、靴下を履いていた場合は汚れてしまい、洗うために脱がして素足になっていた。

 

 

 

意外かと思われるかも知れませんが、カラーボールに使用されているインクは‘水溶性’なのです。汚れは容易に水で洗い流せます。幾ら犯人追跡の為とはいえ、何年もインクが残ってしまっては不都合ですよね。

 

又、トレーナー・ヒップバック・工具箱・棚から微量だけ見つかった要因は、殆どが洗い流されてしまった痕跡なのでしょう。

 

 

 

話を戻しましょう。汚れを落とした後、実行犯は宮沢さん宅に上がって表面上の詫びを入れる。その時も、主犯格は宮沢さんと実行犯との間に入って調停役を務めたのかと推理します。夫人も同席していたと考えます。ですから実行犯と夫人に面識があった。

 

その時は、立会人の主犯格の尽力もあり、双方が矛を収めて問題は解決したかと思われました。

 

 

 

主犯格は、自宅もしくは仕事場に招き入れて慰めます。洗った靴下も乾いた頃合いでしょう。その時実行犯はつぶやいた。

 

 

 

「あいつらを殺してやる!」

 

 

 

激しい怒りだったと想像します。それを聞き逃さなかった主犯格は、自身が漠然と描いていた‘宮沢さん一家殺害計画’を打ち明け仲間に誘います。

 

“鉄は熱いうちに打て”ではありませんが、実行犯の気持ちが変わらないうちに、主犯格は計画の詳細を練っていき実行犯に承諾させたのかも知れません。

 

実行犯は“熱しやすく冷めやすい”性格なのかも知れません。そこを見抜いた主犯格は計画をどんどん進めて行き、抜けられない状況へと追い込むのです。

 

 

 

殺意とはそういう物かも知れません。

 

 

 

私自身、聖人君子を気取るつもりはありません。「あの野郎殺してやる!」と、何度か思ったことは正直言ってあります。

 

しかし不思議なモノで、瞬間的に沸き立った感情は時間と共に冷静さを取り戻します。どんなに相手が非道くとも、ソイツにも家族や愛する人間も居るだろうし、何よりそんなつまらない人間のために自分が罪を犯してしまうことが馬鹿馬鹿しくなってしまうからなのです。

 

 

 

「殺してしまいたい」と思ったことのない相手を、しかも家族も含めて殺してしまうのには余程の事が無い限り無理な話です。

 

 

 

つまり、主犯格・実行犯は宮沢さんへの殺意により結託したのです。

 

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コメント

大胆な推理ですが的を射ているような気がします。

宮澤さん宅裏の公園には事件の2日前までスケートボードで使うための木製の台座が置かれていました。夜にもそこで遊ぶ少年がひとりいて宮澤さんとは揉めていたようです。事件前に宮澤さんがその台座を撤去していたのでこれは少年が黙っていないだろうなと思っていました。案の定事件当日喧嘩になっていましたし。ただこれが事件と関係があるかはわかりません。ただ確かに宮澤さんは防犯用のカラーボールを持っていたのを覚えています。

すでに遅いかもしれませんが上で投稿している「近所」さんは警察にその事を報告しておくべきだと思います。

上祖師谷公園のスケボやってます(2014年現在)が、事件当時はどうだったのかわからないですがスケボ広場のすぐ近くが事件現場なんですよね。
あれは夜滑られたらうるさくてしょうがないですね。

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