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2012年3月 6日 (火)

未解決事件「世田谷一家四人殺害事件」の推理 10,現在の主犯格(依頼主)・実行犯はどうしているのか?

10,現在の主犯格(依頼主)・実行犯はどうしているのか?

 

 

 

a)主犯格の現在

 

 

 

前回は、主犯格の背景について推理しました。あくまでも可能性の一つとしてですが、主犯格が宮沢さん達家族と大きく関わっていたかも知れないのです。

 

過去の一家皆殺し事件の例からも、極めて関係性が高い間柄だと推察しました。

 

家族がらみの関係性があり、両親だけを殺すには忍びないと、子供達まで道連れに選んだのでしょう。

 

 

 

主犯格はこの事件後に得られた利益は、積年の恨みを晴らすことだけだったのでしょう。「最大の利益享受者を疑え!」は推理のセオリーですから、主犯格が得た金銭的利益が微々たる額なので、捜査からも外されやすくなる。

 

 

 

前回までに主犯格は、鉄壁のアリバイがあり、身近な人間に発見された指紋の持ち主がおらず、比較的社会的地位が高い職業に従事しているかもしれないと推理してきました。

 

これに、得られる金銭的利益が少ないが加わるとなると、微塵も疑われもしなかったのかも知れません。

 

週刊誌などでは、実行犯のみを特定したかのような怪しげな報道も多いです。しかし、どれも黒幕の存在などには言及せず、切り込み不足の印象を受けました。

 

 

 

一家殺害事件の黒幕……これで思い出すのは、2003年の「福岡一家4人殺害事件」です。前述の一家皆殺しには加えていなかったのですが、これは例外だと思ったからです。

 

中国人留学生3名による強盗殺人事件で、家族全員の遺体を車に乗せて海中に遺棄していました。事件の性質が違うと感じ前述事件群にカテゴライズするのが憚れて、あえて外したのです。

 

 

 

この事件は週刊誌報道で黒幕の存在が報道されていました。一家に掛けられていた保険金の授受に対して疑惑が持たれたのです。

 

この情報の出所は何処でしょう? もちろん被害者家族が訴え出たのでしょうが、この裏には保険会社があるのではないかと想像します。

 

 

 

事件の捜査には警察があたりますが、巨額の保険金の支払いが絡めば保険会社も独自に調査を始めます。少しでも疑惑の余地があれば保険会社も精査を行うのですが、警察の捜査結果と違ってくると厄介な事になる。

 

「福岡」の事件で、マスコミにリークしたのはこの方面の可能性が高い。警察の出した結果に納得せず一石を投じる事が目的でしょうね。

 

 

 

では、「世田谷」の事件ではどうでしょうか?

 

 

 

宮沢さん一家に掛けられていた生命保険の金額は妥当な物と想像します。少しでも怪しいと保険会社が感じたなら報道されていても不思議では無いですね。

 

むしろ‘消費者団体信用生命保険’の方が問題となってくる。みきおさんが事業資金にお金を借りていたとすれば銀行だけでなく消費者金融からも借りていたとの想像は難くない。

 

 

 

これは借り主が死亡したことで、返済が困難になった場合の‘保険’として金融会社が掛ける生命保険なのですが……はて、この保険金は何処に支払われたのでしょうか?

 

この件も、事件の背景を複雑にしてしまうのです。

 

意外とこの金融機関の関係者が主犯格と繋がっている可能性もあるのです。多重の債務に保証人としても関わっていたら、その人物を主犯格として断定してもよいのです。

 

 

 

主犯格は今も現場近くに住んでいるのでしょうか? 仕事場を構えているのでしょうか? 殺人事件に対する時効が撤廃されて久しくなります。主犯格は今も怯えて暮らしているのでしょう。事件そのものが犯人達に対して幸運に転んでいましたが、そろそろその命運も尽きるのではないでしょうか。

 

 

 

b)実行犯の現在

 

 

 

実行犯は実情が変わってきそうです。繰り返し強調しますが、事件後に何の痕跡も出していないのです。日本国内で何かの犯罪を犯してしまえば、直ぐに捜査線上に浮上してきます。

 

つまり、現在も実行犯は犯罪を犯さずとも立派に暮らしていける環境にあるのです。

 

 

 

犯行当時は未成年だった可能性が高いと推理してきました。その時は本人が自由に出来る金額も少なかったと思います。ですから現場から現金を奪ったのです。その上、家庭の躾けも厳格であると想像されます。

 

本人に必要な物は、申告があれば買い与える程度だったのでしょう。

 

 

 

実行犯の趣味をスケートボードと特定しました。そうなると多少は金額の張る趣味かと思います。本気で進路と考えれば出費もかさむでしょう。大会の出場とか狙えばね。

 

しかし、スケボーの線で警察が捜査しても指紋と合致する人物に行き当たらなかった。これは何を意味するのでしょうか。

 

 

 

私も、とある趣味に没頭していた時期がありました。この趣味では特に連絡を取り合わずとも、特定の時間に特定の場所に向かうと「同好の士」に出会えたものでした。

 

参加した多くの人物は、顔やニックネームは知っていても本名などバックグラウンドを知らない場合が多かったのです。

 

 

 

表面上はにこやかに付き合いますが、根っこの部分では信用していないというか……。あえて本名や自宅住所を教えあったりしないのです。

 

もちろん、とても仲良くなり友人と呼べる関係になれば、お互いの家に行ったり年賀状で挨拶を交わす間柄にもなったのですが、多くはその場限りの関係性なのです。

 

 

 

実行犯とその周辺も関係はそんな感じだと思います。又は、怪しく受ける印象は皆無かと。普段は明朗快活で人気者のタイプかと思います。

 

運動神経も良く、周囲を引っ張っていくリーダータイプだったかも知れません。

 

報道で良くある「犯罪を起こすタイプに見えなかった」と、合った人間が全員そう答えるのでしょう。

 

 

 

趣味が‘スケートボード’と書きましたが、実はメイングランドは‘スノーボード’なのかも知れません。雪のない季節に‘スケートボード’で特訓するのです。そうすると、単なる‘スケボー’愛好者だけを追っていても突き止められる事など無いのです。

 

両方で成功しているのが「ショーン・ホワイト」という人物です。彼の愛用していた靴や香水が実行犯と一致すれば、彼の熱狂的なファンかも知れませんネ。

 

‘スノーボード’ならオリンピック種目に有りますし、オリンピック競技者を目指すのなら、普段からの厳格な生活が義務づけられます。

 

 

 

厳格な生活……犯人が軍隊経験者であるかとの噂がありましたが、実行犯の家族に現役もしくは退役した軍人が居ても不思議ではありません。

 

手の治療に生理用品や避妊具を使用したとの一部の報道があったのですが、この知識を本人が有していたのではなく、後付けの可能性が高いのです。

 

 

 

実行犯が“携帯電話”を所持して宮沢さん宅に侵入したと、以前推察したのですが、もしかしたらこの人物、家族に手の治療法を電話で尋ねたのかも知れない。家族は自分の知識を素直に伝える。

 

“携帯電話”を派手に利用した。これが犯人逮捕に繋がる細い糸なのかも。

 

 

 

そして、手の治療です。止血は外から得た知恵で自身で行えましたが、医療機関で縫合するなどしないと傷は消えず、障害などが残る可能性が高い。

 

しかし、身内に軍隊関係者が居た場合、日本国内の医療機関を利用せずとも傷の縫合が行えるのです。

 

 

 

警察も手の治療の件から捜査をしたのかも知れませんが、実行犯自身で自己完結してしまい、このルートからも犯人に行き当たらないのです。

 

家族が簡単に傷を縫い合わせる技術を持っていたかも知れません。ベトナム戦争・湾岸戦争……どれかは知りませんが、刃物による切り傷などは日常茶飯事ですからね。

 

 

 

では、実行犯は現在どうしているのでしょうか?

 

 

 

当然、家族は事件について勘付いていると思います。軽い軟禁状態の立場かも知れません。もしくは海外で生活している。死んでいる可能性も‘ゼロ’では無い。

 

実行犯ルートから犯人達を逮捕するのは難しいかも知れません。あくまでも本丸は主犯格で、理路整然と挑めばあっさり陥落する可能性が高い。

 

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コメント

楽しみに毎日見ています。実行犯の家族に軍隊関係者というのは目から鱗でした。確かに囲碁将棋サロンみたいに同好の士をその場で得られ興じられるのなら、今も実行犯はどこかのスケートボード愛好会に何食わぬ顔をしているかもですね。

事件直後に自殺した近隣の少年についてはどう考えますか?この少年は精神を病み高校を中退、動物虐待にも加担していたようで近隣界隈ではこの少年が犯人ということで終わった話らしいですが。また、目と鼻の先にある留学生会館は疑う余地なしでしょうか。前者の場合、猟奇的殺人、後者の場合、物盗りが目的となりえます。

『世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白』 齋藤寅 草思社 から本がでてますが、
なかなか興味深いものでした。

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