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2012年2月26日 (日)

未解決事件「世田谷一家四人殺害事件」の推理 4,陰謀論の否定

4,陰謀論の否定

 

 

 

a)陰謀論の内容

 

 

 

犯人が捕まらない理由として、

 

 1)犯人は権力を持つ有名政治家の息子だ!

 

 2)犯人はとある大企業の社長の息子だ!

 

 3)犯人は日本に影響力のある組織の一員だ!

 

 

 

いわゆる「陰謀論」がネットの一部では囁かれています。あえてここでは「陰謀論」の否定を行いたいと思います。

 

「陰謀論」と言えば、「アポロは月に着陸していない」「9.11テロはアメリカの自作自演」などが直ぐに思いつきます。

 

これらの説は、既に各所で論破されていますので詳しくは割愛しますが……どちらの場合も、反対勢力に陰謀が露見した場合に、より深刻なダメージを自分達に与えることになるのです。

 

 

 

ですから、前述の 1) 2) の場合に対抗する勢力が、犯人を隠避している事実を掴んだ時に糾弾する材料となり得るのです。

 

事件のあった2000年から数えると首相が何人も替わりました。そして極めつけは2009年に政権交代が行われたのです。政治や経済の状況が大きく変わりましたが、本件は何も進捗しなかった。某国の大統領も替わっていますしね。

 

 

 

そして 3) ですが、宮沢さん一家と‘とある’宗教団体との関わりが噂されていますが、私はこの可能性は少ないと考えています。

 

宗教団体の構成員の一人と個人的に揉めた可能性はあると思いますが、宗教団体が組織的に事件を起こしたとは考えないのです。

 

 

 

b)陰謀論の罠

 

 

 

宗教団体の引き起こした‘一家殺害事件’で思い起こされるのが「オウム真理教」による‘坂本弁護士一家殺害事件’です。

 

しかし、この事件は当初は‘一家失踪’事件でした。「オウム」による‘サリン事件’での一斉捜査の過程で殺人事件であることがやっと白日の下にさらけ出されたのです。

 

 

 

‘失踪事件’だけでは警察は激しく動けないのです。いや、そもそも事件性もなく捜査も本気で行われていないのが実態でした。

 

もし、‘坂本弁護士一家’が自宅で殺害され、遺体が発見された状況であったのなら、いずれ司直の手は「オウム」に迫っていたと思います。そして一連の「サリン」によるテロは起こらなかったとも。

 

 

 

つまり、「オウム」ほどの組織力・統率力の有る団体は‘一家殺害事件’という派手な結果になる前に、‘失踪’として工作するのも簡単なのです。

 

しかも、‘失踪’は「オウム」がらみだろうと殆どの人が思いました。そして既に殺されているのだと……

 

その為、反「オウム」の団体もマスコミでさえも「アンタッチャブル」として、かの団体を扱うのに躊躇したのです。

 

 

 

ですから組織力・統率力の有る団体は、宮沢さん一家の場合には‘失踪’事件として世間に処理させてしまえば良いのです。

 

しかし、見せしめに殺されてしまっていると思わせるだけでも組織にとっては成功なのです。しかも、短期間に大勢の人間を投入出来て、自分たちの関与の証拠さえ残すことなど無いでしょう。

 

 

 

この事件では、犯人は単独であり、指紋を始め大量の遺留品を残しました。しかも一家四人を皆殺しです。他の事件と比べても警察の注力も変わって来ますし、なによりもマスコミの注目具合が違って来る。仮に組織の中枢に捜査の手が伸びれば、組織の存在自体が消し飛んでしまいます。「オウム」の現在を見ればそれが分かるのです。

 

 

 

c)陰謀論の完全否定

 

 

 

よって私は宮沢さん一家の事件には、大がかりな団体が組織的に関与しているとは考えないのです。

 

しかし、団体に属する一人の人間が勝手に引き起こした可能性は否定しきれません。この場合は団体を介して入手した情報から犯行を引き起こしたかもしれませんが、飽くまでも組織的に事件を起こしたとは思わない。

 

 

 

しかし、団体の一部の人は警察に証言などを求められても、非協力的になっているかも知れません。それが捜査の進展を阻む一因となっているとは思いますが、組織的に犯罪を引き起こしたとはやはり思えないのです。

 

 

 

陰謀論の一つ‘謀殺’は、過去にもたくさんあったと私は考えます。古くは‘豊田商事社長刺殺事件’から‘オウム真理教幹部刺殺事件’最近では‘元厚労相幹部連続殺傷事件’などなどなど。

 

 

 

これらの事件の特徴は、殺された人数は1人であり、犯人も衆人監視での事件であるか、事件後直ぐに出頭をしているのです。

 

犯人が捕まってしまえば、それ以上の捜査は派手に行えません。背後関係を追うにしても警察としても本音として、余計な仕事は増やしたくない。犯人逮捕で万々歳! 黒幕の存在など無視した方が無難です。

 

‘藪をつついて蛇を出す’公僕としては避けたい事象でしょう。

 

 

 

もう一つ‘謀殺’を目論むとすれば、自殺や事故として処理させてしまう事。実際にはこのケースが多いと思います。事件性無しと判断されれば深い切り込みは行われない。

 

これは「ライブドア事件幹部自殺」事件のケースですよね。

 

それでも、分かる人間なら‘謀殺’と判断する。それで十分なのです。

 

 

 

「世田谷」の事件では、4人が殺されました。犯人が捕まれば確実に死刑です。前にも書きましたが、こんなリスクを冒すはずはないのです。

 

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